結婚において、別居は離婚への最大の近道とも言えますが、離婚したくないのであれば別居をしても復縁できるかどうか努めていく必要があります。
では、別居をしていても離婚することなく復縁できる可能性はどのくらいあるのでしょうか。
メールや電話などコミュニケーションは頻繁にしておく
別居というのはどんな理由があるにしろすでに住居を別にしてしまっているのですから、すでに「離婚しやすい」状態になっていると言えます。
もちろん、離婚したくないのですから復縁が目的で別居をしたとしても、結果的に離婚に至ってしまうケースも少なくありませんし実際にそういった夫婦も多いとされています。
ただ、別居をしても復縁した夫婦もいますので、別居イコールそのまま離婚ということにならないのです。
別居をしても復縁できる可能性は、別居後の相手とのかかわり方で大きく変わってくると言えるでしょう。
相手が出ていった、あるいは自分が離れたいから出ていったもらったなど別居をする理由は様々だと思われますが、結婚生活をしていた後に別居をすると結婚相手と一緒に暮らすことが出来なくなった反面、「独りってこんなに楽だったっけ?」と思うほど自由な生活が待っています。
そのため、自分の生活ややりたいことに追われて結婚相手との連絡やメールなどのコミュニケーションが疎かになることもあるでしょう。
実は、ここが別居の落とし穴であり離婚になるか復縁できるかの分かれ道と言えます。
自分は独り身が楽しくなっていたとしても、もし相手側が寂しい思いをしていて貴方からの連絡が全くなくなったら、その相手は「もう自分のことはどうでもいいのだ」と判断して離婚届に判を押して送ってくるようになるかもしれません。
別居をしているからこそ、メールやライン、電話など細かいコミュニケーションを取るように心がけましょう。
相手の都合がつくのであれば、週に一度会ったりするのも良いかもしれません。
大切なのは、「離れていてもあなたのことを気にかけているよ」「復縁に向けて、努力をしているよ」ということを態度や行動で表現することです。
これをするかしないかで、別居をして離婚するか復縁できるかどうかが決まると言えます。
相手のプライバシーはきちんと守ろう
別居中だからこそ、離婚したくないのであればコミュニケーションは大事だと言いましたが、だからと言ってアポなしで相手の家に行ったり仕事帰りに待ち伏せしたりするのはNG行動と言えます。
別居期間中は、お互いに冷静になり相手が自分にとって必要な人かどうか見極める期間でもあります。
そうやって、少し離れて時間をかけて相手のことを冷静に考える時間を取ることで、自分のいけなかったところなども見つめ直すこともできます。
相手は、今現在色々考えている期間かもしれません。
そんな時に、「会いたかったから」と相手の都合も考えずに家の前で待っていたり突然押しかけたりするのは、相手の気持ちを無視した反則行為とも言えます。
「私の気持ちなどどうでもいいんだね」と、相手に思わせてしまうことにもなりかねません。
別居をしている以上、相手にもそれなりの生活や時間軸があることを忘れないようにしましょう。
別居していても復縁への一歩だということを忘れない
生まれも育ちも違う男女が結婚をして急に一緒に暮らすようになるのが結婚ですから、最初は嬉し恥ずかしの新婚生活であっても何年も経てば箸の上げ下ろしも気になる程相手を鬱陶しく思うこともあるかもしれません。
一緒にいて諍いばかりが続くのであれば、いったん離れてお互いの有難みがわかるまで別居生活をしてみるのも一理あると言えるでしょう。
ただし、別居をする際には「離婚したくない、復縁したい」ということを必ず念頭に置きこの別居生活はあくまで一時的なものであることをお互いに植え付けておく必要があります。
一緒にいて苦しくて別居したのですから、離れてしまうと孤独である一方独り身の気軽さに気づいてしまうこともあるからです。
自分はもちろん、相手もその「独り身の気軽さ」に慣れてしまうと離婚への第一歩となってしまう可能性が高くなります。
別居は、あくまでお互いがより良くなるための復縁の第一歩であるという意識を忘れないようにしましょう。
相手にまだ復縁の意思がなかった場合には、きちんと口に出して伝えるようにしないと本当にそのまま別居をして離婚に至ってしまうことになりますので復縁を希望するなら「離婚しないようにする意識」を十分に持って別居生活を続けて行くようにしましょう。