離婚回避ための誓約書は必要?

離婚回避をするために、誓約書を作成することは必要なのか気になるところです。

誓約書が必要ない場合と作った方が良い場合について考えてみましょう。

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相手を信じているなら必要ではない

そもそも夫婦仲が険悪になり離婚話が出ているのは夫婦二人の責任ですから、「今度夫婦仲が悪化したら○○ね」と誓約書を書いたところで何の意味があるでしょうか。

もし、夫側一方に思いやりや感謝の心が足らない、育児や家のことを全く手伝ってくれないなどの一方的な責任があったとしても夫を信じ出ているのであれば誓約書は必要ないのではないのでしょうか。

一度離婚危機に至って苦労した夫婦は、そうやすやすと夫婦仲が悪化すことはないと言えます。

そのため、お互いを信じてこの先も夫婦仲が悪化しないように努力するつもりでいるのであれば、わざわざ誓約書を作る必要はないと言えるでしょう。

浮気をした場合には誓約書を書かせる

誓約書は本来は必要ないと言えますが、浮気やDVなどをした場合にはしっかりと残した方が良いかもしれません。

もちろん、誓約書を作ったからと言って効力があるかどうかは微妙ですが「今度浮気やDVをしたらどうするか」という取り決めをしておくのは決して悪いことではないでしょう。

不貞行為やDVは、結婚相手との示談で済めば基本的に罰則はありません。

だからこそ、また同じ過ちを繰り返す恐れもありますので、そのたびに夫婦仲が悪化して破綻していては身が持ちません。

浮気やDVは簡単に直せるものではないので、しっかりと対処しなければまた同じことをしてしまう可能性も高いです。

そのためにも、誓約書を作成して約束事を作っておくのは良いことだと言えるでしょう。

紙に書くのではなく常に心に書いておこう

誓約書は言ってみればただの紙切れですのでいくら法的に残しておいたとしても、その場で破ってしまえば無効となってしまいます。

特に、夫婦関係は目に見えないものなのでいくら誓約書を書いたところで守るかどうかはその人の誠意によります。

また夫婦仲が破綻しても構わないと考えているなら、誓約書を書いたとしても拘束する意味はありませんし誓約書を作らなくても夫婦仲がこじれないように常に意識して過ごしていけるのであれば必要ありません。

一番良いのは、書類として残すのではなくそれぞれの心の中に書いておくことではないでしょうか。

夫婦関係の破綻は、そのまま家族の崩壊へとつながります。

離婚回避していつまでも夫婦円満に過ごせるようにと、それぞれ夫婦が自覚して過ごしていくのであればただ誓約書を書いて残すよりもずっと良い戒めとなるのではないでしょうか。

形式にとらわれることなく、それぞれの夫婦にとって何が一番良い選択なのかを考えつつ離婚回避に努めていければよいですね。

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