夫婦仲が悪くなっているのは自分たちの価値観が違うせいだと思っているのならそれは間違いかもしれません。
離婚危機にならないためにも一度その考え方を払拭してみることをおすすめします。
男と女なら価値観が違って当たり前
結婚は男と女でするものですが、一昔前に男女に違いについての本が流行ったように男と女である以上お互いのことを完璧に理解することはできないと言えます。
性転換して互いの性を交換すればわかることもあるかもしれませんが、本来男女で脳の構造が違うのですから男と女で価値観が違うのは当たり前なのです。
そのため、夫婦関係が悪化して離婚危機に発展していることを価値観が違うせいにするのは逃げているだけだと言えます。
離婚危機となったのは、お互いに夫婦関係を良くしていこうとする努力を怠ったからと言えます。
感謝や思いやりの気持ちを忘れ、相手にしてもらうことが当たり前になってしまったために離婚危機となっているのです。
結婚した当時のそのままの夫婦関係をずっと維持することは難しいと言えます。
どんなに情熱的に愛し合って結婚した夫婦も何年も一緒に過ごしているといつかは愛情も冷めて冷静になり、相手のことも「なんでこの人が良かったんだっけ？」と思うようになるものです。
価値観の違いを夫婦間関係の悪化の理由にするのは少しずるいのではないでしょうか。
価値観が違うからこそ結婚生活は楽しい
価値観が違うから合わない、別れたいと考えるのであれば自分以外の世界中のすべての人とわかり合うことは絶対にないと言えます。
自分と全く同じ価値観を持つ人間なんてこの世には存在しません。
逆に、価値観が違う同士だからこそ、結婚生活は波乱に富んでいて楽しいのではないでしょうか。
価値観が近すぎると、楽しいことなら良いですがつらいことも同じように悩むこととなり解決しないこともあるでしょう。
価値観がもともと違うのであれば、自分が悩んでいることも「大したことない、大丈夫だよ！」と心強く吹き飛ばしてくれることもあります。
価値観が違うからこそ、自分のない部分を持っている相手を好きになり一緒に共有していきたいと思ったのではないでしょうか。
夫婦が離婚危機に至ったのは、価値観とは別なことに理由があるのです。
分かり合えない部分も受け入れてこそ夫婦
好き合って結婚した同士だからこそ、分かり合えて当然という神話に押しつぶされそうになってはいないでしょうか。
夫婦だからわかり合えるというのは幻想です。
結婚したら全く別人になったということもあるように、あなたから見えている相手は、その人の一部でありすべてではないのです。
夫婦だから、分かり合えなくても良いのです。
そんな幻想に囚われるのではなく、分かり合えない部分も受け入れてこそ夫婦なのではないしょうか。
相手の好きな趣味に溶け込んだところで付け焼刃の知識では付いていけませんが、それを一緒に楽しむことが出来るのであれば価値観が違っても幸せに過ごしていけるのです。
離婚危機を回避して夫婦円満に過ごすためにも、一度価値観という魔物は捨てて相手と心の底から向き合い、話し合う機会を作ってみることをおすすめします。