一度別居してしまうとそこから復縁するのはかなりの困難であるとされていますが、別居したからそのまま離婚するわけではないと言えます。
別居状態から離婚回避をして復縁するためには、どんな方法を選べばよいのでしょうか。
相手が寂しさを感じているときにしっかりと連絡する
結婚生活において別居を選択してしまうということは、いわば離婚の最終段階に入っていると言っても過言ではないかもしれません。
結婚生活を始めてからずっと寝食を共にしてきたのに、それすら耐えられずに出ていったとなると、相手はよほどあなたとの結婚生活に苦痛を感じていたのかもしれないのです。
ただ、生まれも育ちも違う男女が一緒に暮らすことで、お互いに窮屈に感じるのは当然のことと言えます。
長年連れ添って共白髪となっている夫婦でさえ、何十年と同じ家で暮らしていても噛み合わないことがあるのですから、数年暮らした夫婦が一緒に暮らすことに対して値を上げてもおかしくはないのです。
お互いに苦しくなって別居という選択を選んだ場合、その後に待っているのは何も離婚という選択だけではないのです。
別居した後は、やっと一人になり「あーせいせいしたー」と感じることが多いと思われます。
その一方で、それまで二人で暮らしていた生活から一変して一人での生活になったのですから「寂しさ」を感じる人もいます。
そして、相手がその寂しさを感じた時が復縁のチャンスと言えます。
離婚したいと思っている側が寂しいと感じた時、あなたがメールやライン、電話などでしっかりとアプローチをすることで、「やっぱり元に戻ろうか」という気にさせることが復縁のチャンスとなる可能性があるのです。
だからと言って、相手が寂しいと感じているかどうかというのは判断しにくいものです。
その判断材料としては、あなたがメールしたときに「離婚してください」などの性急な内容ではなく「元気にしてる?」や「生活に慣れた?」などあなたのことを心配するようなメールやラインの返信がある場合には、相手は寂しいと感じている可能性が高いと言えますので、それがアプローチのチャンスとなります。
自分が変わるために努力する
そもそも夫婦関係が破たんして別居となったその理由は何なのでしょうか。
DVやモラハラ、浮気などの明確な理由がなく「私のことをわかってくれていない」とか「ただの家政婦(あるいはATM)だと思っているところが嫌」など、考え方やルールを決めれば復縁の可能性がある場合の別居であれば、夫婦仲は修復やすいと言えるでしょう。
別居を申し出た方の気持ちとしては、そこまでしないと気づいてもらえない、どんなに苦痛だったかわかってもらえないからという理由があると思われます。
気付いていたのにやらなかったのか、努力が足りなかったのかわかりませんが、そういった理由での別居であるならその相手が苦痛だった点をあなたが変わって改善することで離婚回避をするのも難しくなくなると言えるでしょう。
人間の根本はそんな簡単に変わりませんが、変わろうと努力を続けることでいつの間にか変わっていることもあります。
要するに、今までダメだった自分にけりをつけて努力を怠らずに変わっていく本気を見せることで、相手も別居を解消してくれることもあるかもしれないです。
ただし、その場合には別居解消後も変わった自分を保っていく必要があります。
もしそこでまた同じように努力を怠ってしまってはまた別居をしてもう二度度復縁のチャンスが訪れない可能性もありますので注意しましょう。
焦らずじっくり時間をかけて夫婦仲を修復していこう
別居は長引いてしまうとそれだけ復縁にかかる時間も長くなり、本当に離婚回避して夫婦仲を修復できるようになるのか不安に駆られることもあるでしょう。
だからと言って、相手の気持ちを考えずに急いで結論を出そうとする行為や、、相手に別居を改めてもらうように働きかけすぎるのはあまり好ましくありません。
相手は、それだけの気持ちがあって別居をしたのですから、そんな簡単に気持ちを覆せないと思って良いと言えます。
じっくり時間をかけて、相手の気持ちを損ねないよう、かといって媚びたり卑屈にならないように気を付けながら夫婦関係を修復していくのが良いと言えるでしょう。