離婚危機から離婚回避できた経験者に話を聞くと、その離婚回避できたきっかけや案外当たり前のことだった、ということもあるようです。
では、どのようなことで離婚回避できたのかそのきっかけを考えてみましょう。
何となく自然に
離婚回避のきっかけは特になく、ただ普通に過ごしていたら離婚回避できたという夫婦も少なくないようです。
実は、夫婦間でも誤解していたり相手の気持ちを気にし過ぎていることで返って険悪なムードになることもあります。
逆にあまり気にせずに自然に過ごしていることでいつの間にか夫婦仲が修復できるようなこともあるようなのです。
例えば、相手が自分に対して怒っていると感じていたのに本当はそんなことはなく、ただ体調が悪くて元気がなかったからあまり話そうとしなかった、ということもあるとされています。
もちろん、普段から夫婦仲が良くなるように努力をする必要はありますが、だからと言って神経質になってもイライラするだけであり疲れるだけです。
あまりに気にし過ぎず、自然にふるまっているだけが離婚回避のきっかけとなることもあるのです。
礼儀をわきまえるようになった
夫婦で長く一緒に暮らしていると、始めはおならも我慢するほど礼儀をわきまえていたのにいつの間にかお風呂上りに裸でうろついても平気な状態になっていないでしょうか。
もちろん、あまりそういうことを気にしない人もいますが中には相手がだらしない部分を見せることを良しとしない人も少なくありません。
特に男性の場合、妻である女性が家の中でだらしない格好で歩いているのを嫌がる人も少なくありませんのでそういう不満が積もり積もって離婚危機となっているのではないでしょうか。
そのため、たとえ夫婦でもお風呂上りにパンツ一枚で歩くようなことをやめたり、楊枝で歯をしーはーするのをやめるようにした、あるいはどうしてもおならをしたくなって出てしまった時には「失礼しました」と謝るか、トイレに行ってするように心がけたことで夫婦仲が良くなり離婚回避できるきっかけとなったという人もいるようです。
例え夫婦であっても、最低限のマナーを気にしながら生活していくことが大切なのかもしれません。
相手に共感したこと
妻の話に対して「これはこれこれこういうことでしょ?こうすれば良いんじゃない?」とアドバイスをしてあげると「あなたに話さなければよかった」と返ってイライラされ、こちらは話を聞いてあげたのになんだよ、と夫もまたイライラして夫婦仲が悪化した経験を持つ夫婦はいるのではないでしょうか。
実はこの夫の対処法は間違っているために妻はイライラしたのではないかと思われます。
女性の場合、話を聞いてそれに対して結論が欲しいわけではないのです。
「これこれこういうことがあったのよ~」というのに対して「そうなんだ~。大変だったね~」という共感が欲しいのであり夫からのアドバイスなんて求めていないのに上から目線で色々言われたことに腹が立ったのではないかと思われます。
男性もまた、自分が大変な思いをした時に共感して欲しいと思うこともあるはずです。
例えば、電車が人身事故で止まっていて朝会社に行くのが大変だったという話に、「だったらほかの線を使えばよかったじゃない?」と妻に言われたら腹が立たないでしょうか。
そうではなく、「そうなんだ~、朝から大変だったんだね~」と共感されると一日の疲れも吹っ飛ぶのではないでしょうか。
夫婦は全く別の人間なのでわかり合うのはなかなか難しいのですが、相手に対して共感することはいつでもできるはずです。
そして、この共感こそが夫婦円満の秘訣であり離婚回避のきっかけになるのです。
最近、夫あるいは妻に対して共感しているでしょうか。
していないなと感じる人は取り返しのつかないことになる前に早めに対処して離婚回避できるように努めていくことをおすすめします。