離婚する際には結婚する時と同じように書類を作成するものですが、離婚する意思がない場合には、離婚届に記入をするのはやめましょう。
なぜ、離婚したくないなら離婚届の記入をしてはいけないのでしょうか。
離婚届の記入はダメ!その理由とは
相手から離婚を突き付けられて、焦らない人はいないと思われます。
離婚したくないと思うあなたは相手の機嫌を損ねないようにと、つい言われるがままに離婚届に記入をしてしまうかもしれません。
しかし、離婚届に記入したらもう最後です。
相手に何を言われようとも、本気で離婚したくないなら離婚届の記入は理由をつけて避けることをおすすめします。
なぜ、離婚届の記入をしてはいけないのでしょうか。
相手は、どうしても離婚したいがために「記入したからと言って出すとは限らないから・・・」と出さない意思を示すかもしれませんがそんなのは嘘っぱちです。
あなたがそんな言葉に騙されて離婚届を記入し判を押してしまったら、それは役所に提出する書類として完成したのも同然です。
後はそのまま役所に出せば、不備がない限り離婚が成立してしまうのです。
「出さないって嘘ついたのね!」と相手を責めても「だまされる方が悪いでしょ」と悪びれなく言われてしまうでしょう。
離婚したくないなら、離婚届の記入には応じないようにしましょう。
知らなくて記入しちゃった!そんな時の対処法
離婚したくないなら基本的に離婚届の記入はしてはいけないと前述しましたが、そんなことを知らなくて記入してしまった場合にはどうすれば良いのかご存知でしょうか。
その場合には、相手が離婚届を役所に提出する前に、あなたが先に役所に行き、「離婚届不受理申出」をしましょう。
この申出さえ済ましておけば、相手が役所に記入済みの離婚届を持って行っても受理されることはありません。
また、相手があなたの筆跡を真似て離婚届を偽造して役所に提出した場合にも有効ですので、離婚したくない場合には申出をしておくようにしましょう。
離婚には夫婦それぞれの同意が必要
日本の離婚率が30%という今の現代社会において、「なんだ、結構みんな離婚するものなんだ」と、離婚するのは意外に簡単なのではと思う人もいるでしょう。
しかし、基本的に離婚には夫婦の同意が必要であり、どちらかが離婚に応じなければ離婚は成立しません。
そのため、離婚したい方はお金をかけても泥沼化したとしても裁判などに持ち込んでまで離婚したいと考える人もいるわけです。
つまり、あなたの離婚の同意がなければ離婚することはできないと言えます。
ただ、相手がそこまで離婚を求めているのにあなたが離婚に応じないことで苦しめる形となっているのなら、それはそれでつらい光景ではないでしょうか。
離婚したくないならまず、そのような夫婦関係になるまで夫婦仲を放置せず、ほころび始めたら取り繕うように夫婦仲をその都度修復しながら過ごしていくのが良いと言えます。
誰だって、離婚するために結婚を考えるわけではなく相手もあなたが変わってくれるなら離婚を踏みとどまるかもしれないのです。
相手の心を動かし離婚せずに済むように、日頃から結婚生活において努力を続けて行くことが離婚回避につながるのではないでしょうか。